現代の近江路をゆけば


現代の近江路をゆけば


都はるかに辿る街道 湖に沿って街が広がる

昔から東西を行き交う旅人 温かく迎える商人の町

時代を越えて国に広がる 生まれた商いは数知れず

鍛え磨かれ今も生きる 人を育てる近江の教え


都と繋がる湖のほとりに 港備える城が築かれ

安土の天守は主の肝いり 世界見据えた宴の館

栄華の証か 金色レプリカ 戦国乱世は夢まぼろし

今も生きるのは歴史違えぬ 優しさ伝える近江の心


(間奏)


「三方良し」のアイデアは 何処から生まれて来るのか

静かで豊かな大きな湖は 広い心を育てるだろう

「三方良し」の合言葉 何処から生まれて来るのか

行き交う人と顔合わせ 皆が納得の知恵絞る


(間奏)


柔らかな心で全てを取り込み 時代を開くラコリーナ

想いあふれる緑のサイトは 過去と未来を繋げる城

想いあふれる緑のサイトは 過去と未来を繋げる城

2022年7月
詞・曲 江井地 康麿



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コメント

この地に住む従弟夫妻の案内で、琵琶湖に沿って近江八幡から安土・彦根まで足を延ばしました。印象的だったのは、土地の子供たちは、琵琶湖を「海」と呼んでいたと聞き、昔の交通事情も思い、「湖」が「うみ」と呼ばれることに納得しました。 近くの日本海と比べれば、遥かに穏やかな海と言えるでしょう。合わせて、近江発祥の企業が多いことも、街道の交わる土地柄に、いろいろと思いを馳せてみました。最後は和菓子の「たねや」施設の「ラコリーナ」に衝撃を受けました。SDGsの取組とも言うべき大胆な発想の展開に敬意を表したいと思います。


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