レオナルドの澄んだ目は


レオナルドの澄んだ目は

ミラノの街の外れ、デッレ・グラツィエ教会
壁一面を覆うのは イエスと弟子たちの姿
いつもの十字架でなく テーブルで微笑むジーザス

思い思いに語る それが最後の夜
窓の外はトスカーナ  部屋の喧騒が聞こえる
レオナルドの 澄んだ目は 自然の情景を写す
レオナルドは 澄んだ目で 自然の情景を描く


ミラノの街の中の サンタ・マリア・マジョーレ
天に映える尖塔は 凛々しきゴシックのドゥオーモ
世界の人材が集まる イタリアの自由の地から

ギリシャ・ローマの再生 うねりは広がり行く
信仰と科学が絡み合い 新しき世界が始まる
レオナルドの澄んだ目は、 自然の法則を写す
レオナルドは澄んだ目で 自然の法則を描く

              作詞・作曲 江井地 康麿

                    ( 2017. 6 )

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コメント

この春、友人夫妻とイタリア旅行でミラノを訪問し、懸案であったレオナルド・ダ・ビンチの最後の晩餐を観ることができました。ルネッサンス期の天才レオナルドが、何を想い、何を意図して、この最後の晩餐を描いたのか、暫し、想像力を逞しくしました。宗教と科学の相克を、無理せず矛盾なく表現しているようにも感じました。

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