悠久の鎌倉
鎌倉の駅を下りて 小町通りを行く
山の手に見上げる社 八幡宮
いつの日もいつの時も 変わらぬ幸せ求め
行く年も来る年も 両手を合わせて祈る
人々が集う 心の故郷は
長谷大仏の眼差しが 優しく包む
鎌倉の丘に立ちて 遥か海に向かう
若宮の大路つなぐ 段葛
行く年も来る年も 古武士の時代は
生きるために命懸けて 戦力と戦略を競う
山々が固める要害の地には
今も続く技量 流鏑馬の風が舞う
北鎌の駅を下りて 階段を暫し昇る
山門と方丈を巡り 舎利殿に向かう
いつの日もいつの時も 真実の自我を求めて
厳しい時苦しい時 ひとり座禅に励む
我の辿りし 道程を振返り
懐かしき思い出の 庵 訪ねる
作詞・作曲 江井地 康麿
( 2017. 9 )