リヨンに風が吹く


リヨンに風が吹く

1  パリを 離れて 遥か 南に下る

  ローヌとソーヌに 囲まれし  川のほとりに 広がる

  世界の グルメが あこがれる 街は 

  開らかれた 心で 互いに 技術を 磨く

  食の都 リヨン  リヨンに 風が吹く

  食材の 命 活かす キュイジーンヌ


2  革命 戦乱 ブルジョワの 支配は 崩れ

  仕えし 賄いの 人々は 持てる技術で 自立 目指す

  絹の 取引で 繁栄を 極め

  伝統と 新しさと 流れ 受け継ぐ オーベルジュ

  食の都 リヨン  リヨンに 風が吹く

  時の人 ゼネラル プレジダン 忍び 通う


3  街から 川沿い 遥か 思いを 胸に

  不思議な 趣に 包まれし グルメ迎える 館

  華やかで 安らぐ 感動の ひと時

  にこやかに  テーブル 回る グラン シェフ

  食の都 リヨン  リヨンに 風が吹く

  ポールの 手の 温もりは  時代を 超える

2013年10月14日
作詞・作曲 江井地 康麿

コメント

昨年の夏、リヨンをワイフと共に訪問し、リヨンを町を満喫してきました。その時に、リヨンは何故食の都と言われるのか興味を持ち調べた内容を歌にしてみました。合わせて、訪問したレストラン「ポール・ボビューズ」の雰囲気に加え、年老いて息子に店を継がせても、今なお食事の最後に、テーブルを回り、一人ひとりと握手をするポール本人のホスピタリティーに感激したものです。
(注)オーベルジュ・・・おいしい料理を堪能できる宿泊付きレストラン



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