スペイン、セビリアから世界へ


スペイン、セビリアから世界へ

( 前奏 )

1 レコンキスタ、 グラナダ 最後の 砦が 開かれ

 イベリアの 大地は 異教徒が 共に生きる 国になる


 アルハンブラの パティオ 花と水の 静けさに 包まれ

 アラベスクの 輝きは、 ゴシックの 部屋に 映える


 セビリアから 世界へ、 荒波超えて 強者が

 命 賭けて、時代の、幕を切る



2 レコンキスタ、 コルドバ 栄華の 過去を 辿れば

 互いの 英知と  持てる技術 共に 生きる  国にな る

 メスキータの  パルマ  赤と白の 織りなす アーチに

 彫深き ミフラブは  カテドラルと 合わせ 立ち並ぶ


 セビリアから 世界へ、国を背負って 強者が

 命  燃やして 新らしい大地に 挑む


 ( 間 奏 )


 セビリアから 世界へ、 荒波超えて 強者が

 命 賭けて、時代の、幕を切る

2013年8月
作詞・作曲 江井地 康麿

コメント

春4月に友人夫妻と、スペイン周遊のツアーに参加し、初めて、首都やバルセロナだけでなく南部アンダルシア地方を訪問しました。そこでは、イベリア半島での、イスラムの侵攻からキリスト教勢力の南進の長い「レコンキスタ」(再征服活動)を経て、統一されたスペインが、両勢力を支えてきた人々の文化・学問や技術の融合による強力な国家として、2世紀に及ぶ世界への飛躍の足跡を垣間見ることができました。これは、今日のグローバル時代の先駆けであったと思われます。歴史の流れと、セビリアから世界に乗り出してゆく当時の人々の心意気を心に留め置きたく歌にした次第ですが、果たして皆さんの共感は得られるでしょうか。




13.8.11 セビリアヒラルダ塔と王城 .JPG